かわべやすこの英国便り〜JULY〜

2013.03.05   カテゴリ » その他

リバティのショーが終わって、私は自分のフラットでパーティーを開いた。ビクトリア時代のこの建物は、天井が高くぶどうの飾り壁があり、私の花を飾るのにはとてもよい空間だ。ショーのときお世話になった、デパートのスタッフの方や、見に来てくださった方や、クライアントに招待状を送った。リバティのオリエンタルデパートのインド人スタッフ、ディリーミラーのイギリス人記者、サウジアラビアの富豪夫人などと、思いがけないほどたくさんの方が来てくださった。
リバティのショーで残った数点の作品を、壁面アレンジにして、それをウエルカムフラワーにした。それらの花を見ておられた、サウジアラビアから来られていた女性が、「私の国では、ほとんど花が咲かない。このようなエレガントな花は、宝物よ」と、飾ってあるすべての花を買いたいといってくださった。リバティのショーのときも、かなり買っていただいたので、その思いがけない申し出に驚いた。そして、「女性は銀行口座を持てないの」と、ご主人名義の小切手をいただいた。ロンドンとリヤドの間を、ファーストクラスの飛行機で行き来されている、彼女の悲しみ(彼女にとっては、悲しみではないのかもしれないが)を知った気がした。

Garden Style Flower Arrangementより