かわべやすこの英国便り〜JANUARY〜

2013.03.05   カテゴリ » その他

ピーターラビットがい今にも出てきそうな、可愛いお庭のあるお宅に伺うことになった。ウインブルドンのなかでも、高級住宅街に位置するこの辺りはとくに豪邸が多く、お庭を見て歩くだけでも楽しい。日本の商社のヨーロッパ副社長の奥様に、今月からシルクフラワーを、お教えすることになったのだ。これは、私の三つめの目的だった。奥様のお友達のインドの女性と三人のレッスンだった。スワランさんというその女性のご主人は、インド人で初めてイギリスの裁判官になられた方。この国で暮らすインドの方の要(かなめ)の役割をされていた。リバティのオリエンタルデパートで働いておられた、何人かのインドの方にうかがっても、スワランさんのことを知らない人はいなかった。
イギリスでは、裁判官はかつらを被るという決まりがあるのだが、シーク教徒である彼は、ターバンを巻くという宗教上の決まりがある。そういったとき、どちらが優先されるのかと疑問に思っていたのだが、彼はエリザベス女王にお願いして、ターバンで法廷に出ておられるという話をうかがって、ここはイギリスなんだなあと、再確認してしまった。

Garden Style Flower Arrangementより